鬼山地獄(ワニ地獄)の割引クーポン・入場料金ガイド!共通観覧券とどっちがお得?

別府の鉄輪(かんなわ)エリアにある「鬼山地獄」は、日本で初めて温泉熱を利用したワニの飼育を始めた施設です。

巨大なイリエワニなどが折り重なるように休んでいる姿や、迫力満点の餌付けショー(実施日注意)が人気ですが、旅行予算を抑えるためにも、少しでもお得に入場したいところです。

この記事では、鬼山地獄の正規料金から、利用可能な割引クーポン、そして「単体チケット」と「共通観覧券」のどちらを買うべきかの損益分岐点について詳しく解説します。

鬼山地獄の正規入場料金(定価)

まずは割引を使わない場合の通常料金を確認しましょう。入場方法は、**「鬼山地獄だけの単体チケット」と、7つの地獄すべてに入れる「共通観覧券」**の2種類があります。

1. 鬼山地獄「単体」の入場料金

鬼山地獄だけに入場してワニを見学する場合の料金です。

  • 大人(高校生以上): 450円
  • 小・中学生: 200円
  • 未就学児: 無料

単体料金は他の地獄と同様に450円です。園内はそれほど広くなく、ワニの展示とマレーシアの伝統家屋の展示がメインとなるため、所要時間は15分〜30分程度が目安です。

2. 「べっぷ地獄めぐり」共通観覧券

鬼山地獄を含む、別府地獄組合に加盟している7つの地獄(海・血の池・龍巻・白池・鬼石坊主・鬼山・かまど)すべてに入場できるフリーパスです。

  • 大人(高校生以上): 2,200円
  • 小・中学生: 1,000円
  • 有効期間: 購入日から2日間有効

各地獄を1回ずつ入場できます。鬼山地獄の周辺には「かまど地獄」や「白池地獄」が徒歩数分の距離にあるため、これらをまとめて回る場合に重宝します。


鬼山地獄・地獄めぐりで使える割引クーポン一覧

鬼山地獄をお得に楽しむための割引情報をご紹介します。結論として、「鬼山地獄単体(450円)」に対する即時利用可能な割引クーポンは、現在ほとんど配布されていません。

割引の多くは「共通観覧券」に対して適用されるものです。

1. 公式サイトの「特別割引チケット」

最も手軽で、誰でも利用できるのが公式サイトのWEBクーポンです。これは7ヶ所すべての地獄に入れる「共通観覧券」にのみ適用されます。

  • 割引内容:
    • 共通観覧券 大人:2,200円 → 2,000円(200円OFF)
    • 共通観覧券 小人:1,000円 → 900円(100円OFF)
  • 利用方法と注意点: 別府地獄組合の公式サイトにある「特別割引チケット」のページをスマートフォンで表示し、チケット売り場で提示するだけで適用されます。 以前は印刷が必要な場合もありましたが、現在はスマホ画面の提示でスムーズに対応してもらえます。ただし、鬼山地獄単体の入場料(450円)には使えませんのでご注意ください。

2. JAF会員優待割引

お車でアクセスされる方に便利なJAF会員優待も利用可能です。こちらも基本的には共通観覧券が対象となります。

  • 割引内容:
    • 共通観覧券:大人 200円引き / 子供 100円引き
  • 対象人数: 会員本人を含む5名まで割引が適用されます。家族旅行やグループ旅行の場合、会員証が1枚あれば全員分が安くなるため、非常にメリットが大きいです。チケット購入時に「JAF会員です」と伝え、会員証(またはアプリ画面)を提示しましょう。

3. 障がい者割引

各種手帳をお持ちの方は、窓口での提示により割引料金が適用されます。こちらは単体チケット・共通観覧券のどちらも対象です。

  • 割引内容:
    • 単体チケット:大人450円 → 230円
    • 共通観覧券:大人2,200円 → 1,100円
  • 利用方法: 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳を窓口で提示してください。等級によっては付き添いの方1名も割引になる場合がありますので、現地の係員に確認することをおすすめします。

単体チケット vs 共通観覧券!鬼山地獄はどう回る?

「ワニは見たいけど、共通券を買うべきか迷う」という方へ。鬼山地獄の位置関係や観光プランに合わせた選び方を解説します。

「ワニだけ見たい」「時間が1時間しかない」なら『単体』

「子供がワニを怖がるかもしれないから、ここだけサッと見たい」「次の予定まで時間がない」という場合は、無理に共通券を買う必要はありません。

  • 判断基準: 鬼山地獄単体なら450円で済みます。もし共通券(2,000円)を買ってしまうと、あと4ヶ所以上の地獄を回らないと元が取れません。 鬼山地獄は敷地がコンパクトなので、サクッと見て回るだけなら単体チケットを購入しましょう。

徒歩圏内の「かまど・白池」も回るなら…?

鬼山地獄は、人気No.1の「かまど地獄」や、国の名勝「白池地獄」から徒歩1〜2分の場所にあります。これら3つをセットで回る方も多いですが、3ヶ所だけならまだ「単体購入」の方が安いです。

  • 費用の計算(3ヶ所の場合):
    • 450円 × 3ヶ所(鬼山・かまど・白池) = 1,350円
    • 共通観覧券(割引後) = 2,000円

差額は650円もあります。主要な地獄だけをピックアップして見る場合、意外と単体チケットの方がお得になるケースが多いのです。

5ヶ所以上回るなら『共通観覧券』がお得

共通観覧券を買うべきなのは、**「5ヶ所以上の地獄を確実に回る人」**です。

  • お得になるライン: 単体450円 × 5ヶ所 = 2,250円 となり、この時点で共通券(割引価格2,000円)の方が安くなります。 「せっかく別府に来たから、半日かけて全部の地獄を制覇したい!」という方は、最初の地獄(鬼山地獄でもOK)で共通観覧券を購入しましょう。

鬼山地獄の見どころとアクセス情報

最後に、鬼山地獄へ行く前に知っておきたい見どころとアクセス情報です。

必見!ワニの餌付け(食事タイム)

鬼山地獄最大の見どころは、やはりワニの食事シーンです。

  • 実施日時(目安): 基本的には、毎週 水曜日・土曜日・日曜日午前10:00午後14:30 に行われることが多いですが、ワニの体調や季節により変更になる場合があります。
  • 迫力満点: 普段はじっと動かないワニたちが、エサの鶏肉を求めてジャンプしたり、激しく動き回る姿は圧巻です。「ガブッ」「バクッ」という骨の砕ける音が響き渡り、他の地獄にはないスリルを味わえます。訪れる際は、ぜひこの時間を狙ってみてください。

アクセスと駐車場

鬼山地獄は鉄輪温泉街の中心部に位置しています。

  • 駐車場: 鬼山地獄の目の前に数台分のスペースがありますが、満車の場合は、すぐ近くの「かまど地獄」や「白池地獄」周辺にある大きな無料駐車場を利用するのが便利です。地獄めぐりの駐車場は基本的にどこも無料です。
  • バスでのアクセス: JR別府駅西口から亀の井バス(鉄輪方面行き)に乗り、「鉄輪(かんなわ)」バス停で下車、そこから徒歩数分です。

まとめ:鬼山地獄はプランに合わせてチケットを選ぼう

鬼山地獄の割引・料金情報のポイントをまとめます。

  • **鬼山地獄単体(450円)**の即時割引クーポンは基本的に無い。
  • 5ヶ所以上の地獄を回るなら、公式サイトの画面提示で**共通観覧券(2,000円)**を買うのが正解。
  • 周辺の2〜3ヶ所だけなら、共通券は買わずに**単体購入(都度払い)**の方が安い。
  • ワニの餌付けが見たいなら、水・土・日のスケジュールを確認して行くのがおすすめ。

鬼山地獄は、美しい青や赤の池とは一線を画す、ワニの迫力が魅力のユニークな地獄です。ぜひご自身の観光プランに合わせて、最適なチケットを選んで楽しんでください。

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