鬼石坊主地獄の割引・入場料金まとめ!足湯や「鬼石の湯」の入浴料もあわせて解説

灰色の熱泥がボコボコと沸き上がる様子が、まるで坊主頭のように見えることから名付けられた「鬼石坊主地獄(おにいしぼうずじごく)」。

有名な「海地獄」のすぐ隣に位置しており、手入れされた美しい庭園や足湯、さらには日帰り温泉施設も併設されている人気のスポットです。

この記事では、鬼石坊主地獄の入場料金と、少しでも安く楽しむための割引クーポン情報、そして併設されている「鬼石の湯」の料金体系について詳しく解説します。

鬼石坊主地獄の正規入場料金(定価)

まずは、割引を使わない場合の通常料金を確認しましょう。鬼石坊主地獄には、**「地獄の見学(観光)」と、敷地内にある「日帰り温泉(入浴)」**の2つの楽しみ方があり、それぞれ料金が異なります。

1. 鬼石坊主地獄「見学のみ」の料金

地獄を見て回るための入場料は、他の地獄施設と同じ設定になっています。

  • 大人(高校生以上): 450円
    • 一般的な観光にかかる所要時間は20〜30分程度です。450円で園内の「足湯」も無料で利用できます(タオルは持参しましょう)。
  • 小・中学生: 200円
    • 子供料金は非常にリーズナブルです。未就学児は無料なので、小さなお子様連れのファミリーにも優しい価格設定です。

2. 「鬼石の湯」入浴料金(温泉のみ利用)

鬼石坊主地獄の敷地内には、内湯や露天風呂を備えた日帰り温泉施設「鬼石の湯」があります。こちらは地獄の見学料とは別料金が必要です。

  • 大人: 620円
  • 小学生: 300円
  • 幼児: 200円
  • 家族風呂(貸切湯): 2,000円(60分・4名まで)

※「地獄の見学」と「温泉入浴」は入り口が分かれています。「温泉だけ入りたい」という場合は、地獄の入場料(450円)を払わずに、直接温泉の受付で入浴料(620円)だけを支払えばOKです。


鬼石坊主地獄・地獄めぐりで使える割引クーポン

鬼石坊主地獄をお得に利用するための割引情報をご紹介します。結論から言うと、「単体チケット(450円)」に対する誰でも使える即時割引クーポンは、現在ほとんど配布されていません。

割引が適用されるのは、主に7つの地獄全てを回れる「共通観覧券」を購入する場合となります。

1. 公式サイトの「共通観覧券」特別割引

別府地獄組合の公式サイトには、最も利用しやすい割引クーポンが掲載されています。これは7ヶ所の地獄すべてに入場できる「共通観覧券」に適用されます。

  • 割引内容:
    • 大人共通券:2,200円 → 2,000円(200円OFF)
    • 小人共通券:1,000円 → 900円(100円OFF)
  • 利用のポイント: 印刷する必要はなく、スマホのクーポン画面をチケット売り場で提示するだけで適用されます。鬼石坊主地獄の窓口でも利用可能ですので、共通券を買う場合は提示を忘れないようにしましょう。

2. JAF会員優待割引

ロードサービスのJAF会員の方は、会員証の提示で割引を受けることができます。こちらも基本的には「共通観覧券」が対象となります。

  • 割引内容:
    • 共通観覧券:大人 200円引き / 子供 100円引き
    • 対象人数:会員含む5名まで
  • 利用のポイント: 会員証はプラスチックカードだけでなく、スマホアプリの「デジタル会員証」でもOKです。グループ旅行の場合、誰か一人が会員であれば全員分割引になるため、非常にメリットが大きいです。

3. 障がい者割引

身体障がい者手帳などをお持ちの方は、窓口での提示により、単体チケット・共通観覧券ともに大幅な割引が適用されます。

  • 割引内容:
    • 単体チケット:大人450円 → 230円
    • 共通観覧券:大人2,200円 → 1,100円
  • 利用のポイント: ご本人様だけでなく、等級によっては付き添いの方1名も割引対象になる場合があります。必ず手帳(またはミライロIDなどのアプリ)を窓口で提示して確認してください。

単体チケット vs 共通観覧券!鬼石坊主地獄はどう回る?

「鬼石坊主地獄だけ行きたいけど、共通券を買ったほうがいいの?」と迷う方へ、おすすめの選び方を解説します。

「鬼石坊主地獄」と「海地獄」の2ヶ所だけなら「単体」で購入

鬼石坊主地獄は、最大の見どころである「海地獄」のすぐ隣にあります。この2つはセットで回る方が多いですが、この2ヶ所だけなら単体チケットをそれぞれ買う方が安くなります。

  • 計算例:
    • 海地獄(450円)+ 鬼石坊主地獄(450円)= 合計900円
    • 共通観覧券(割引後)= 2,000円

差額は1,100円もあります。時間があまりない場合や、足湯と景色を楽しめれば十分という場合は、共通券を買わずに、それぞれの窓口で450円を支払うのが最も経済的です。

5ヶ所以上回るなら迷わず「共通観覧券」

別府地獄めぐりは全部で7ヶ所あります。「せっかくだから半分以上は見たい」という場合は、共通観覧券がお得です。

  • 損益分岐点:
    • 単体チケット(450円)× 5ヶ所 = 2,250円
    • 共通観覧券(割引適用) = 2,000円

5ヶ所回った時点で、共通券の方が安くなります。鬼石坊主地獄の周辺には「海地獄」「かまど地獄」「鬼山地獄」「白池地獄」が徒歩圏内に密集しているため、これらを散策する予定があるなら共通券を購入しましょう。


鬼石坊主地獄へのアクセスと駐車場情報

最後に、現地へ行く前に確認しておきたいアクセスと駐車場情報です。

駐車場は「海地獄」と共用エリアが便利

鬼石坊主地獄には専用の駐車場もありますが、すぐ隣の海地獄の駐車場とエリアがほぼ繋がっています。

  • 駐車料金: 無料
  • 収容台数: 非常に多いため、平日は余裕があります。
  • 注意点: 大型連休やお盆などは非常に混雑し、駐車場に入るための渋滞が発生することがあります。混雑時は、少し離れた臨時駐車場に案内されることもあるため、誘導員の指示に従いましょう。

バスでのアクセス

JR別府駅からは、亀の井バスを利用してアクセスします。

  • 最寄りバス停: 「海地獄前」または「鉄輪(かんなわ)」
  • 所要時間: 別府駅西口から約20分
  • お得な乗車券: バスで観光する場合、「MyべっぷFree」などのフリー乗車券を購入すると、バス代がお得になるだけでなく、乗車券を見せるだけで共通観覧券の割引(200円引きなど)が受けられる特典がついていることがあります。

まとめ:鬼石坊主地獄は目的に合わせてチケットを選ぼう

鬼石坊主地獄をお得に楽しむポイントをまとめます。

  • **単体のみ(450円)**の場合、使える割引クーポンは基本的にない。
  • 5ヶ所以上めぐるなら、公式サイトのクーポンを使って**共通観覧券(2,000円)**を買う。
  • **鬼石の湯(温泉)**は別料金(620円)なので注意する。
  • 海地獄とセットで行く場合でも、それだけなら単体購入の方が安い

鬼石坊主地獄は、ボコボコと湧き出る泥の音と風景が独特で、他の地獄とは一味違った静かな風情があります。ぜひ旅のプランに合わせて最適なチケットを選んでください。

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