竹瓦温泉に割引クーポンはある？入浴料300円・砂湯を最安値で楽しむための「節約ガイド」

別府温泉のシンボルとして、昭和レトロな佇まいが人気の「竹瓦温泉（たけがわらおんせん）」。 唐破風造（からはふづくり）の豪華な外観はフォトスポットとしても有名ですが、名物の「砂湯」を体験したいと考えている方も多いはずです。

「砂湯は1,500円するけど、割引クーポンはないの？」「駐車場代も含めて、少しでも安く利用したい」と検索されている方へ。

結論から申し上げますと、竹瓦温泉は市営の共同浴場であるため、誰でも使える大幅な割引クーポン（半額券など）は基本的に存在しません。

しかし、がっかりする必要はありません。 「無料開放日」を狙う、「タオルを持参して追加料金を防ぐ」、**「周辺の激安駐車場を使う」**など、工夫次第でトータルの出費を数百円単位で抑えることは可能です。

この記事では、竹瓦温泉の最新料金（2025年版）と、知っておくと損をしないお得な利用方法について詳しく解説します。

まずは確認！竹瓦温泉の基本料金（2025年最新）

割引を探す前に、現在の正規料金を確認しておきましょう。竹瓦温泉には「普通浴（お風呂のみ）」と「砂湯（砂蒸し）」の2種類の料金があります。

1. 普通浴（内湯）

歴史ある浴槽で、少し熱めの温泉を楽しめます。

• 大人（中学生以上）： 300円
• 小人（小学生）： 100円
  • ※未就学児は無料です。

2. 砂湯（砂蒸し温泉）

専用の浴衣に着替え、温かい砂に埋まる名物体験です。

• 料金（一律）： 1,500円
  • ※この料金には「専用浴衣（レンタル代）」が含まれています。
  • ※6歳未満のお子様は利用できません。

ご覧の通り、普通浴は300円と破格の安さですが、砂湯は観光価格となっています。ここから安くする方法はあるのでしょうか？

竹瓦温泉で使える割引・無料開放日

恒常的なクーポンはありませんが、年に数回だけ「無料」になるチャンスがあります。

1. 「別府八湯温泉まつり」の無料開放（4月）

毎年4月1日の「温泉感謝の日」周辺に行われるお祭り期間中、竹瓦温泉を含む市営温泉が無料開放されることがあります。

• 開催時期： 毎年4月上旬（要確認）
• 注意点： 非常に混雑するため、整理券が配られたり、入浴待ちの長い列ができたりします。「並んでもいいからタダで入りたい」という方には最大のチャンスです。

2. お得な回数券（リピーター向け）

もし、滞在中に何度も利用する場合や、地元にお住まいの場合は回数券がお得です。

• 普通浴回数券： 11枚綴りで3,000円（1回あたり約272円）
• 砂湯回数券： 公式サイト等で販売情報は確認できませんが、リピーター向けの制度があるか窓口で聞いてみる価値はあります（基本的には普通浴がメインです）。

3. JAF割引やバス乗車券特典はある？

残念ながら、現時点ではJAF会員証提示による割引や、SUNQパスなどのバス乗車券提示による割引特典は実施されていません。

市営温泉はもともとの料金が低く設定されているため、民間の観光施設のような割引制度はないと考えておきましょう。その分、次に紹介する「実質コスト」を下げる方法が重要になります。

実質コストを下げる「3つの節約術」

チケット代が安くならないなら、それ以外の出費を削るのが賢い方法です。見落としがちな「隠れコスト」をカットしましょう。

1. タオル・アメニティは必ず「持参」する

竹瓦温泉には、シャンプー、リンス、石鹸などの備え付けが一切ありません。また、貸しタオルも有料です。

• 現地購入・レンタル料金（目安）：
  • タオル：320円（オリジナル手ぬぐい）
  • 石鹸・シャンプー等：各50円〜
  • ヘアキャップ：110円（※砂湯利用時、髪が砂につかないよう必須の場合あり）

手ぶらで行くと、これだけで500円近く追加料金がかかってしまいます。ホテルからタオルを持ち出し、アメニティセットを持参するだけで、実質500円の割引効果があります。

2. コインロッカー代（100円）を確認する

脱衣所のロッカーは、基本的に「100円有料（戻らないタイプ）」である場合が多いです。 貴重品は最小限にし、グループであれば一つのロッカーにまとめることで、無駄な出費を抑えられます。

3. 駐車場は「近隣の安いコインパーキング」へ

竹瓦温泉には専用の無料駐車場がありません（※以前はありましたが、現在は提携なしや有料化の傾向）。 近くのコインパーキングを利用する必要がありますが、場所によって料金が異なります。

• おすすめ： 「流川（ながれかわ）通り」周辺のパーキング
  • 相場： 60分100円〜200円
• 注意： 北浜エリアの観光客向け駐車場は高め（30分200円など）の場合があるため、「60分100円」の看板を探して停めましょう。

砂湯を利用する際の注意点（待ち時間・予約）

せっかく安く済ませようとしても、入れなければ意味がありません。特に砂湯は注意が必要です。

• 予約不可・先着順です 電話やネットでの事前予約はできません。現地に行って受付をする必要があります。
• 混雑時は「待ち時間」が発生 定員が8名〜10名程度と少ないため、土日祝日は1時間〜2時間待ちになることもザラです。 受付だけ済ませて、待ち時間に近くのアーケード商店街や「グローバルタワー」などを散策するのが効率的です。

まとめ：割引なしでも「準備」でお得に楽しめる

竹瓦温泉は、建物自体の歴史的価値や、ここでしか味わえない風情を考えれば、定価（300円・1,500円）でも十分に安い施設です。

1. 割引クーポンはないと割り切り、現金を用意する。
2. タオル・シャンプー類を持参して、追加購入費をゼロにする。
3. **駐車場は「60分100円」**の安い場所を探す。

これだけで、観光客価格にならず、地元の方と同じようにお得に名湯を楽しむことができます。ぜひ準備を万端にして、別府のシンボル・竹瓦温泉を満喫してください。