大分県別府観光のハイライトといえば、国の名勝にも指定されている「べっぷ地獄めぐり」。 「海地獄」や「血の池地獄」など、個性豊かな7つの地獄を巡る体験は外せませんが、気になるのはその入園料です。
7ヶ所すべてに入れる「共通観覧券」の定価は、大人1名あたり2,200円。「家族4人で行くと約9,000円…もう少し安くならないかな？」と検索されている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、べっぷ地獄めぐりには、**誰でもスマホ画面を見せるだけで利用できる「10%割引」**が存在します。これを使わない手はありません。
また、「実は全部回らずに、2〜3ヶ所だけ見たい」という場合は、共通券を買うと逆に損をしてしまうことも。
この記事では、地獄めぐりを最安値で楽しむための割引クーポンの入手方法や、あなたの観光プランに合わせた「一番お得なチケットの買い方」について詳しく解説します。
まずは確認！地獄めぐりの基本料金とシステム
割引情報を活用する前に、「何にいくらかかるのか」という基本を整理しておきましょう。地獄めぐりのチケットには「共通観覧券（フリーパス）」と「単体券（バラ売り）」の2種類があります。
1. 共通観覧券（7ヶ所すべて入場可能）
7つの地獄（海・鬼石坊主・かまど・鬼山・白池・血の池・龍巻）すべてに1回ずつ入場できるお得なチケットです。
- 大人（高校生以上）： 2,200円
- 小・中学生： 1,000円
- 有効期間： 購入日と翌日の2日間有効
多くの観光客がこちらを購入しますが、定価で買うのは少しもったいないです。後述する割引を使えば、ここから安くなります。
2. 単体入場券（1ヶ所のみ入場）
「海地獄だけ見たい」というように、特定の地獄だけに入場する場合の料金です。
- 大人： 450円
- 小・中学生： 200円
【誰でも使える】共通観覧券を割引で買う3つの方法
「共通観覧券」を買うと決めている方にとって、最も確実にお得な方法をご紹介します。基本的に**「最大10%割引（200円引き）」**が相場となります。
1. 公式サイトの「特別割引チケット」画面を提示する
最もシンプルで、登録などの手間がいらない方法です。 「別府地獄組合」の公式サイトには、印刷またはスマホ画面の提示で使える割引クーポンが用意されています。
- 割引内容：
- 大人：2,200円 → 2,000円（200円OFF）
- 小人：1,000円 → 900円（100円OFF）
- 利用方法： 各チケット売り場の窓口で、スマホのクーポン画面（または印刷した紙）を見せるだけで適用されます。
- メリット： 会員登録や事前のクレジットカード決済が不要なため、「現地に着いてから検索した」という場合でも即座に使えます。現金で支払いたい方にもおすすめです。
2. 「アソビュー！」などのWeb電子チケットを購入する
「チケット売り場で財布を出したくない」「ポイントを貯めたい」という方は、レジャー予約サイト「アソビュー！」や「楽天トラベル観光体験」での事前購入がおすすめです。
- 割引内容： 公式サイトのクーポンと同様に、**大人2,000円（10%OFF）**で購入できます。
- ポイント還元： Web予約サイトを経由することで、割引に加えて「サイト独自のポイント（1%〜2%程度）」が貯まります。 例えば家族4人で利用する場合、チケット代8,000円に対してポイントがつくため、実質的には公式サイトのクーポン提示よりもさらにお得になります。
- 入場の流れ： 購入後にスマホに表示されるQRコードを窓口で提示し、紙のチケット冊子と引き換えます。
3. JAF会員証などの優待を利用する
ロードサービス「JAF」の会員であれば、会員証の提示で割引が受けられます。
- 割引内容： 団体料金が適用され、**大人2,000円（10%OFF）**となります。
- 対象範囲： 会員本人を含む5名まで適用されます。
- メリット： グループ旅行の場合、誰か一人が会員であれば全員が割引価格になるため非常に便利です。また、SDカード（セーフドライバーカード）をお持ちの方も同様の割引を受けられる場合があります。
【損得分岐点】共通券を買うべきか？バラ売りでいくべきか？
「割引クーポンを使っても2,000円か…」と迷っている方へ。実は、回る地獄の数によっては、共通券を買わない方が安く済むケースがあります。
5ヶ所以上回るなら「共通観覧券」がお得
計算してみましょう。単体入場券は1ヶ所450円です。
- 4ヶ所回る場合： 450円 × 4 ＝ 1,800円
- 5ヶ所回る場合： 450円 × 5 ＝ 2,250円
つまり、**「5ヶ所以上の地獄に行きたい」**と考えているなら、迷わず共通観覧券（割引後2,000円）を購入するのが正解です。
2〜3ヶ所なら「単体購入」が賢い選択
「時間がなくて全部は回れない」「有名な『海地獄』と『血の池地獄』だけでいい」という方は、共通券を買うと1,000円以上も損をしてしまいます。
- おすすめモデルコース（時短派）： コバルトブルーの「海地獄」（450円）と、真っ赤な「血の池地獄」（450円）の2つに絞る。 → 合計 900円 で済みます。
地獄めぐりは、「海地獄エリア（5ヶ所）」と「血の池地獄エリア（2ヶ所）」が車で5分〜10分ほど離れています。移動時間を考慮して、無理なく回れる数だけチケットを買うのも、賢い節約術の一つです。
宿泊者限定！ホテルや旅館で安く買えることも
別府市内のホテルや旅館に宿泊する場合、フロントで割引チケットを販売していることがあります。
- 宿泊者特典： 多くのホテルで、**前売り割引価格（2,000円）**で共通観覧券を取り扱っています。
- 「亀の井ホテル」などの宿泊プラン： 最初から「地獄めぐりチケット付き宿泊プラン」を提供している宿もあります。 こうしたプランは、宿泊代とチケット代を別々に払うよりもトータルで割安に設定されていることが多いため、予約時にチェックしてみることをおすすめします。
地獄めぐりのチケットに関する「よくある質問」
割引以外にも、チケット購入時によくある疑問をまとめました。
Q. チケットの有効期限は？
共通観覧券の有効期間は、「購入日とその翌日」の2日間です。 7つの地獄を1日で回りきれなくても、翌日に持ち越すことができます。「1日目は海地獄エリア、2日目は血の池地獄エリア」と分けてゆっくり観光するのもおすすめです。
Q. シニア割引（高齢者割引）はありますか？
残念ながら、地獄めぐりには65歳以上などのシニア割引設定は基本的にありません。 そのため、高齢者の方も前述した「公式サイトの画面提示」や「Webチケット」を利用して、一般大人料金からの10%割引を受けるのが最安ルートとなります。
Q. 障がい者割引はありますか？
障がい者手帳をお持ちの方は、窓口での提示で割引が適用されます。
- 割引料金：
- 大人：1,000円
- 小人：500円
- 対象： 身体障がい者手帳、療育手帳、精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方。等級により介護者（同伴者）も割引になる場合がありますので、窓口でご確認ください。
まとめ：スマホ提示で10%OFFが基本！プランに合わせて選ぼう
べっぷ地獄めぐりをお得に楽しむポイントは、以下の3点です。
- **5ヶ所以上回るなら「共通観覧券」**を買う。
- 買う時は、公式サイトのクーポン画面かWebチケットを使って**200円引き（2,000円）**にする。
- **2〜4ヶ所しか回らないなら「バラ売り（450円×箇所数）」**の方が安い。
浮いたお金で、地獄蒸しプリンを食べたり、温泉卵を味わったりと、別府ならではのグルメも楽しんでくださいね。賢くチケットを手に入れて、地獄めぐりを満喫しましょう！
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